医師のデメリット

医師とは人体を知り尽くし人の生命を守るプロフェッショナルな職業です。治療のために行われる、縫合、X線照射、投薬など体内に接触(身体的侵襲)をともなう医療行為は、医師だけに認められる絶対的な権利であり、人の生命は医師の手そのものにゆだねられると言っても過言ではないでしょう。病気やケガに苦しむ患者さんたちを救い、健康というかけがえのないものを守る医師という職業には、他の職域にはないヤリガイはもちろん、プロフェッショナル性、社会的貢献性、安定性、高い収入やステータスなど医師の魅力は多分にあります。大きな魅力を持つ職業だけに、二浪、三浪と多くの時間を費やして医師を目指す人もいれば、社会に出てから医師への想いを再燃させ医師になる決意を固める人もいます。

医師はこうした多くの魅力を持つ職業ではありますが、その反面「過酷」「激務」「意外に低報酬」など、どの職業にもつきまとうデメリット要素があることも否めません。

特に医師の仕事は過酷・激務を極めます。病院に行けば分かるように、病院というところは常に混んでおり3時間待ちの3分診療が日常茶飯事です。日本は国民皆保険といって、国民は平等に医療を受けることができる、世界的にも素晴らしい制度を持ちますが、それゆえに皆が病院に押しかけ混雑極まりない状況とともに医師も患者さん一人一人に時間をかけられない、忙しい診療をしなければなりません。こうした医師の通常勤務に加え、医師には当直やオンコールといった勤務体系があります。

入院施設を備える病院では、法律により医師の常駐を義務付けられていることはもとより、患者さんの急変、緊急手術や分娩に医師の存在は不可欠です。通常業務と変わらない負担の多い当直、病院を離れてもほぼ拘束状態にあるオンコール体制、必要があれば深夜休日問わず呼び出され、完全にフリーな時間、プライベートな時間というものが非常に限られます。また充分な睡眠時間や休息時間もないままに連続的勤務が課されるのも医師の労働環境の特徴で35時間以上の継続的勤務や、48時間まともな休憩をとる時間もない、ということは少なくありません。

過酷・激務と化す長時間拘束の側面では、恋しい人と食事をしている最中でもオンコールがあれば病院へ急行しなければならない、愛する家族との時間を過ごしたくても過ごせない、など全面的にプライベートな時間の犠牲を払わなければならない部分もあります。

そして年収1,000万円以上、高収入のイメージが強い医師という職業ではありますが、休みがなく非常に長い労働時間を強いられるため、年収を時給換算するとコンビニのアルバイトよりも実は時給が低い…ということもあるようです。

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