医師の休日

医師は一般的なサラリーマンのように月曜日から金曜日が出勤日で土日が完全にお休み、というような規則的な勤務体系にはありません。病院に勤務する勤務の場合、平日の日中に勤務する通常勤務に加え、医師には当直やオンコールといった当番制の勤務が課されます。土日に出勤することもあれば、オンコールで急遽病院へ行くこともあります。病院という機能特性上、患者さんの病態は24時間体制で管理、適切な対応を施して行かなければなりません。病態の急変、急患の搬送、緊急を要する手術や分娩といった不測の事態は、時間を予測し、制限することができないため、医師をはじめ医療従事者は不規則な勤務体系、休日確保し難いというのが現状です。

医師の場合、休日の確保という点では勤務する病院や専門とする診療科目によって差があるようです。特に外科・麻酔科・産科の医師の場合、これらの診療科は医師の絶対数が少ないため休日は、ないに等しい労働環境と言えるでしょう。

外科医とは手術によってケガや病気の治療をする医師で、ガン・脳卒中・心筋梗塞など日本人の三大死因は全て外科的治療を必要とします。こうした疾患の患者さんは増加の一途を辿っており、外科医の必要性が増してはいるものの人的補充が充分でないために外科医はほとんど無休で働いているのです。また手術を必要とする所に麻酔科医の存在は必然なので外科医同様、休みが取り難い医師のと言えるでしょう。

日本の社会は少子化なのになぜ産科医は休日が少ないかと言えば、医療訴訟リスクが高い点と、少子化で経営が成立たない点が挙げられます。特に医療訴訟という面では、赤ちゃんは普通に健康に生まれてくるのが当たり前と思っている風潮があり、(出産まで一度も病院を受診せず、母子手帳も持たずに病院へ搬送され)万が一何かあった場合に、すぐに病院や医師を相手取り訴訟・損害賠償と訴えられるケースが少なくありません。そのため産科医は激減し、現役産科医にその分のしわ寄せ、激務、無休の事態をよんでいます。

また開業医の場合には、よく火曜日や木曜日に休診を設け、日曜日はお休み、という診療所を多く見かけます。休みが確保できているように思われますが、医師会の会合、学会への出席、大学医局関連で他の病院の手術サポート、急患の往診など、診療所を休診とすることで対面的には休んでいるようでも、勉強や別の仕事など働いている医師がほとんどのようです。

医師は休みがない!と嘆く一方で、休日返上で勉強や仕事をしなければ医師としてのスキルは上がらないと考える医師もおり、休日の取り方、とらえ方は人それぞれなのかもしれません。

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